効果的な歯を磨くタイミングとは? [歯磨き]
『食後歯を磨きましょう』といわれますが、
食前がいいのか?食後がいいのか?
食べてすぐがいいのか? 食べたあと休憩してからがいいのか?
今回は口の中だけでなく、全身の健康を考えた
『効果的な歯を磨くタイミング』について確認していきます。
①朝起きてすぐ
朝起きたときに口の中のネバネバや口臭を感じることはありませんか?
これは、就寝中に口の中に住む菌が活動し増殖した証拠です。
この時間は唾液の動きも少なく、菌にとっては一番活動しやすいのです。
この状態のまま朝食を食べると、菌が食事とともに体の中に入ってしまいます。
実は虫歯菌・歯周病菌は口の中だけの悪玉菌ではなく、 全身に影響を与えるのです。
この菌が肺に入ると誤飲性肺炎に、心臓に入ると心疾患、脳に入ると脳梗塞、
全身に巡るために血液を通りますので、
高血圧症や動脈硬化など血液内の炎症にも影響を及ぼす危険性があります。
これを踏まえて『朝起きてすぐ、朝食前に』歯磨きをしましょう。
そうすれば、朝食を美味しく召し上がることができます。
夜に繁殖した菌を体に取り込まないようにしましょう。
②食後の歯磨き
食後すぐに歯磨きをするより、30分位たってから歯磨きをしましょう。
食後は口の中が酸性に傾いていきます。
すると歯の表面も酸性になり、脱灰(歯の表面が溶ける)がはじまります。
このときの歯の表面は弱いので、この段階で歯磨きをすると
歯には負担がかかるのです。
食後30分くらいには唾液によって口の中の酸性が和らぎます。
脱灰から再石灰化の作業に入るわけです。
ここで歯磨きをすると歯に負担もなく、
汚れを落とすことができます。
③就寝前の歯磨き
1日の中で一番丁寧に行いたい歯磨きです。
もし昼間に時間がなくて歯磨きできなかったり
ササッと簡単に済ましていても深刻にならないでください。
その分就寝前に時間をとって1日の口の中の汚れを
かき落としておきましょう。
汚れのたまりやすいところは
歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間です。
歯ブラシだけでなく、歯間ブラシや糸ようじ(デンタルフロス)を用いて
特に念入りに磨きましょう。
歯ブラシがしっかりと歯に当たっていることが大切ですので
鏡をみながらすると効率的ですよ!
こちらの記事も参考にどうぞ → 歯間ブラシの使い方
デンタルフロスの使い方
ここで丁寧にすることで、むし歯や歯周病のかかりにくさも
変わってきます。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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