歯はどれくらい長持ちするのか? [歯の雑学]
日本人の人生は今や80代が普通にいわれていますが、
寿命は伸びても歯の寿命はどのくらいだと思いますか?
もし健康が維持できたとして、歯も同じように維持できるでしょうか?
今回は歯の寿命について見てみましょう。
歯ぐきの寿命
歯を支える歯ぐきの骨も年齢とともになくなっていきます。
歯周病にかかったり
歯を失ったりすると歯ぐきがなくなるスピードは早まります。
健康な人の場合、20歳から年間0.06mm位なくなっていきますが、
支えることができなくなるまでおよそ200年かかる計算になります。
歯周病や虫歯ににかからないように努力すると
一生涯自分の歯を支えられる歯ぐきを持つことができます。
歯の寿命
歯自体も長い年月ですり減っていきますので、
年齢とともに噛み合わせの面は平らに近い形になってきます。
噛み癖や歯ぎしり、よくガムを噛む習慣のある人は
50代になる前にひどくすり減っている方もいます。
歯がすり減った場合は人工的なもので補強や整形することで
歯を長持ちさせることができます。
しかし、現実は下の第二大臼歯(親知らずを除いた一番奥の歯)の寿命が一番短く、
平均寿命が約50才です。
一本手前の第一大臼歯もそれに続き50代で失うという調査結果がありますので、
50代後半からは入れ歯の厄介になることになります。
命の寿命が80才前後なのに、奥歯の寿命は50代後半・・・
しかも女性のほうが歯の寿命は短いのに
寿命は女性のほうが長いため
女性は長い間入れ歯の生活を強いられることになるのです。
奥歯は治療を重ねると確実に入れ歯に近づくことになります。
虫歯になり銀歯を入れるために大きく削る。
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↓(一度削った部分は元には戻らない)
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削ったところは虫歯になりやすくなる。
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↓(一度削った部分は元には戻らない)
↓
また虫歯になりさらに削り、神経に近くなる
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↓(一度削った部分は元には戻らない)
↓
また虫歯になり神経にまで達しているよなら神経を取る。
↓
↓(一度削った部分は元には戻らない)
↓
神経を取ると根の先に病巣ができやすくなる
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↓(一度削った部分は元には戻らない)
↓
神経を取ると歯自体が弱くなり割れることも。
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↓(一度削った部分は元には戻らない)
↓
人工の歯(クラウンやブリッジなど)を入れる。
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↓(一度削った部分は元には戻らない)
↓
人工の歯は虫歯にも歯周病にもかかりやすくなる。
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↓(一度削った部分は元には戻らない)
↓
虫歯になるとまた削り歯はどんどん小さくなる。 歯周病の進行も早く、歯周病になるとはがぐらついてくる。
↓
↓(一度削った部分は元には戻らない)
↓
どんどん削り、歯の根が割れて抜歯へ。 歯周病が悪化し、歯ぐきが歯を支えられなくなり抜歯へ。
歯を治療しながら負のスパイラルにハマり、
治療を繰り返す度に歯を失うリスクが高まります。
まとめ
・歯は健康に保つと、一生自分の歯で食べることができます。
・悪くなったら歯医者へ → 一度削ると元に戻りません!
普段からのケアや定期検診によって、虫歯や歯周病を予防し、歯を削る回数を減らしましょう。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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